百合ヶ浜より 藤沢なぎさ

2011年2月4日 | 開発室より

藤沢なぎさです。
百合ヶ浜総合病院の内科病棟に勤務してます。
2年目看護師です。























えっと、卒業校は、帝都看護専門学校なんですが……
やっぱり地元が懐かしくて、百合ヶ浜に戻ってきて
ここで就職しました。
それに、ここの制服、すごく可愛いですしね!
このセーラーカラーの白衣、すっごく憧れてたんですよ!

実はここだけの話、シナリオライターの人が
「『白恋』の白衣はセーラーカラーで!!」って
主張した時、ディレクターさんは『カラー』=『色』って
思ってたらしくて、話が通じなかったんですって。

たしかに、『カラー』=『襟』ってイメージ
あんまりないですよね。
あたしだって、セーラーカラーって初めて聞いた時
「は?」って思っちゃったもの、通じなくて当然ですよね。
園芸とかやる人なら、『カラー』=『カラーリリー』って
思うみたいですし。

やだ、話がそれちゃった!!

しかも、その百合ヶ浜で沢井に再会するなんてびっくりです!
戻ってきて良かったぁ~!

あ、沢井は高校の頃に生徒会で頑張ってくれてた後輩です。
あたしは生徒会長で、沢井はその補佐!
あの頃は生徒会の名コンビとして有名だったんですよー?

高校の頃、将来の話とかしてた時に、
沢井が将来は看護師になりたいって話は
何度か聞いたことがあったんですよね。
でも、あまり具体的な話じゃなかったから、
まさか本当に沢井が看護師になるなんて思ってなくて。
だから、4月1日に沢井に会った時は
もう、驚きもまたひとしお! って感じでしたー。
うふふっ。

でもね、あたしはホントは外科志望だったんです。

……けど、実際に百合ヶ浜で配属されたのは内科病棟。
しかも、主任さんは院内でも厳しいって有名な怖い人。
先輩でもある同僚の山之内さんは変な人だし。
バイトの看護師さんや派遣の看護師さんもいるけど、
寮に入ってない人とはあんまり関わりもないですし。

患者さんはいい人ぞろいなんだけど……。
あみちゃんとか、前向きに頑張ってる患者さんを見ると
なにかあたしにできることはないかなって考えちゃう!

うーん……、でもやっぱり
内科より外科に配属されたかったな……。
だって、学生の頃からずっと憧れてたんですもの。

そんなわけで、百合ヶ浜に戻ってきても
あんまりテンション上がらなかったんですけど、
沢井が来てくれたから、すっごくテンション上がっちゃった!

……って、キャー、今の、主任にはヒミツ!
ねっ、絶対言っちゃダメですよ!?
今、あたしはヤル気モードなんですからっ!!
あの主任、怒ると本当に怖いんですよ!?
あたしのテンション、一気に下がっちゃう!!

今のあたしは、テンション下げちゃいけないんです!

だってあたし、沢井のプリセプター()に任命されちゃって、
沢井の先輩としてだけでなく、プリセプターとしても
頑張らなくちゃいけなくなっちゃったんですから。
大変だけど……あたし、沢井と一緒に頑張ります!

本当はプリセプターって、4年目とか5年目の人が
任命されるんですけど、ほら、うちの病院って
人材、足りてないから……。
だって、正社員って、主任と山之内さんとあたし、
それに新しく入ってきた沢井の4人だけですしね。

えー?
あたしが有能だからってわけじゃないですってばー!
そのへんの詳しいことは、主任さんにきいてくださいね。
うふ。

はい?
堺さん……?
ああ、あの生意気……じゃなくて、
看護師を目指しながらも、志半ばで病に倒れた人ね。
……気の毒ですよね。

あたしが堺さんの立場だったら、って考えると、
彼女には同情しちゃうんですけど……。

でも、だからって、あの暴言は許せないんです!!
看護師だって人間だもん!
気の合う患者、合わない患者はいるんです!
あたしは堺さんは好きじゃないし、もしかしたら
これからも好きにはなれないかも。

だからせめて、そんな患者さんの担当になった沢井を
慰めてあげるのが、あたしのもうひとつの役目だって
思うんですよね!
うん、そっちも頑張らなくちゃね!

※プリセプター:
プリセプターシップによる、
先輩後輩マンツーマンの指導方法における
先輩指導者の方の呼び名。
指導される後輩の方は『プリセプティー』といいます。

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