収録インタビュー第1回目は、主人公カルの前に立ちはだかる謎の女の子型兵器(?)『ガラクシア』を演じて頂いた、今井麻美さんのご登場です。
今井麻美さんには本作の主題歌『Horison』も歌って頂いていますので、そちらについてもお伺いしたいと思います。
では、どうぞ。
――これからインタビューを始めさせて頂きます。よろしくお願いします。
今井麻美さん(以下:今井さん):はい、よろしくお願いします。
――では、ガラクシア役が決まり、最初にガラクシアの設定や台本を見たとき、どんなことを思いましたでしょうか?
今井さん:そうですねぇ、はじめ資料に載っている絵を見たときに、赤い髪の女の子と青い髪の女の子がいて、どっちがガラクシア?と思ったら、どっちもガラクシアでした(笑)。
見た目がすごく可愛らしくて、見た目とギャップのある「小っちゃいけど強い」というキャラクターなのかなと思っていたら、まさか悪い人だとは……でもそんなガラクシアも自分の信念を持って生きていて、ヒロインのカルを追い詰めるために生まれたとは思わなかったのですが、逆に気持ちよく演じられました(笑)。――なるほど(笑)。では、そんなガラクシアを演じるときに気をつけたことはありますか?
今井さん:メインの子やちっちゃい子など、ガラクシアの中には感情的になる子やオペレーターみたいな口調の子もいたので、台本から感じるインスピレーションを大事に表現しました。
彼女達が目指している物が体現できるか分からないような壮大なものだったので、彼女達は叶うと信じているけどもしかしたら叶わないかもしれないという、どこか悲哀みたいなものが感じられるようにと思いながら演じました。――単にガラクシアと言っても色々な子がいるのですねぇ。今井さんから見て、ガラクシアというキャラクターたちはどんな子でしたか?
今井さん:赤ガラクシア、青ガラクシア、チビガラクシアと……どの子もいろんな側面を持っていて、一体一体人格があるからちょっとずつ感情も違うんです。
でもそんな中で、彼らなりにとても仲間を大事にしている結束感を感じて、崇高な世界で生きている人たちだなーと思いました。――ちなみに、どのガラクシアが一番楽しかったですか?
今井さん:それはもちろんチビ!!(笑)
すごい緊迫したときでもすごい間抜けな事を言ったりとか、やられたときは本当に無様に散っていく感じとか、本当に好き放題やらせて頂きました。ゲームになった時にどうなるか楽しみなんですが、自分の中ではぷしゃーっとなったりとかぷしょーってなったりとか、どるぁーとなったりとか、想像して演じていたのでとても楽しかったです(笑)。
――ゲームでどんなガラクシアが見れるのか、本当に楽しみですね(笑)。そういえば先日開催された今井さんのCD発売記念イベントでは、即興でガラクシアのアフレコをして頂くという場面がありましたが……
今井さん:はい!はい、奇跡なんです!
セリフをまだ拝見していない時に即興で演じることになって、どうしようと思ったときにプロデューサーの北川さんや、お客さんと相談したところ、やっぱりカルとの敵対関係にあるんですから「死ねえええぇぇ!」とか言うんじゃないですかね?と言っていたんですが、なんと本当に台本の中にあったんですよ!(笑)。興奮しましたよね!あれ見たとき!「私たち間違って無かったよー!」って(笑)。
――おぉー予想はバッチリ当たってたんですね(笑)。収録前にそんなハプニングがあったとは思いませんでした。では、収録中の一番心に残ったシーンはどんなところでしたか?
今井さん:台本が良くできていて、演じていると彼女達の想いがスッと伝わってくるんですよ。
最終決戦に向かうときの、もう何も失うものは無いと覚悟をしているガラクシア、目的の場所にやっとたどり着けたという時の彼女達の感無量の想いが、すっごく印象に残っています。――たくさんいるガラクシアたちも共通した想いを持っているんですね。もし今井さんも小さい今井さんをいっぱい作れたとしたらどうしますか?
今井さん:えー!めいわくっ……!(笑)
だって私がいっぱいですよね?相当うるさいですよ?1体でもうるさいのに(笑)。チビガラクシアは空気を読んで、黙るところは黙ってて、ガヤを入れなきゃならないところには綺麗にガヤを入れてくれてるので、あの子たち本当に良い子だと思うんですよね。
たぶん私がいっぱいいると、とめどなく一斉に喋るので、きっと周りにいる人は辟易としてしまうんじゃないかな(笑)。
世間のためにも出さないようにしたいと思います!
――実は出せるんですね(笑)。今回、ガラクシア役を演じて頂いた今井さんには、本作の主題歌『Horizon』も歌って頂きましたが、こちらはどのようなことを思いながら収録されましたか?
今井さん:主題歌の収録をしたときには『白銀のカル』のストーリーを詳しく知らなかったので、これまでの蒼いシリーズの持つ独特な世界観を思い描いて歌わせて頂きました。
ただ、前作までのちょっとコメディーっぽい雰囲気が薄れて、今作は主人公のカルという少女が凛々しくてカッコ良くて、穏やかさの中に強さを感じる女の子なので、世界を守る使命を帯びたイメージで、冒険心を忘れないように、と思いながら収録しました。――最後に、このゲームをプレイされるユーザーの皆様にメッセージをお願いいたします。
今井さん:最初に発表になったのが『白銀のカルと蒼空の女王』の主題歌を歌わせて頂く、ということだったんですが、多くの方から「蒼いシリーズの歌を歌われるんですね」といったお手紙をたくさん頂きまして、本当に良い作品に巡り合わせて頂いたなぁ……と思います。
私が演じたガラクシアというキャラクターは敵ではあるんですけれども、憎らしいだけじゃなくて、彼女達には彼女達の正義があるんだな……ということを感じとって頂けたら嬉しいなと思います。――ありがとうございました。お疲れ様でした。
今井さん:ありがとうございましたー。
さて、いかがでしたでしょうか?
今井さんのおかげで、悪役として登場する「ガラクシア」自身の心についても、ちょっとわかった気がしますね。
それでは、次回も豪華なキャストにお越し頂きますよー。またねっ!
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